AirPodsPro第2世代は買うべきか!?性能レビュー

「モノ」で豊かに

Appleのワイヤレスイヤホン AirPods Proの第2世代がついに発売されました!

前作から約3年越しの登場ということで、気になった方も多いのではないでしょうか。

一方で、円安の影響もあり、定価が39,800円とワイヤレスイヤホンとしてはかなりの高価格帯となるため、「購入するかどうか迷っている」、「第1世代と何が違うの?」という疑問を持っていることと思います。

今回は、AirPods Proの第1世代を発売当初から約3年間愛用している私が、AirPods Pro2を購入して性能等を比較してみた上で、買うべきかどうかについて、記事にしました。

AirPods Pro2は、第1世代の大きな特徴であるノイズキャンセリングや外音取り込み機能が順当に進化しており、バッテリー持ちも向上しているため、それらの機能を求める方にとっては買っても損しないイヤホンになっています。

外にいながらも自分の世界に没入できる、そんな体験ができるイヤホンです!

AirPods Pro2について気になっている方は是非、記事を読んでみてください。

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基本情報

主な仕様

製品名AirPods Pro(第2世代)
耐汗耐水性能IPX4(水の飛沫を受けても有害な影響は受けない)
サイズ(ケース)幅60.6mm×高さ45.2mm×厚さ21.7mm
重量61.4g(内ケース50.8g、イヤホン5.3g×2)
充電ケースLightning、Magsafe、
Qi規格の充電器、Apple Wacthの充電器対応
バッテリー最大6時間(イヤホンのみ)
最大30時間(ケース利用の場合)
充電ケースで5分間充電で約1時間再生
通信規格Bluetooth5.3
互換性Apple製品のみあり
主なテクノロジーアクティブノイズキャンセリング
適応型環境音除去
空間オーディオ
外音取込機能

同梱物

同梱物は、以下の通りです。

  • AirPods Pro
  • 充電ケース
  • イヤーチップ(4サイズ:XS、S、M、L)
  • Lightning-USB-Cケーブル
  • マニュアル

充電器は同梱されていないので注意が必要です。イヤーピースのサイズが豊富についているのが地味に嬉しい。

性能レビュー(第1世代との比較)

では、第1世代のAirPods Proと比較してみましょう。

外観比較

ケース外観の比較

ケース外観はほとんど第1世代と変わっていませんが、所々で、機能追加がなされています。

表面、裏面は全く同じ外観です。

第1世代で保護ケースを活用している方は、そのまま使いこなせますよ。

ケース表面(左:第2世代、右:第1世代)
ケース裏面(左:第2世代、右:第1世代)

ケース下面を比較すると、第2世代にはスピーカーがつきました。

充電する際に充電開始を音で知らせてくれたり、後ほど紹介するiPhoneの「探す」機能により、ケースから音を鳴らせるようになりました。

ケース下面(上:第2世代、右:第1世代)

ケース側面には、今回ストラップホールがつきました。

ケース自体がコンパクトなので、ストラップをつけることで紛失を防止したり、カバンの中からすぐに取り出せるようになりました。

ケース側面(上:第2世代、右:第1世代)

イヤホン外観の比較

次にイヤホン外観を比較していきます。

イヤホンも大きなデザイン変更はありませんが、マイクセンサー位置が変更になっています。

イヤホン(上:第2世代、右:第1世代)
イヤホン(上:第2世代、右:第1世代)

良くなったと感じた点

ノイズキャンセリング機能が大きく向上!

ノイズキャンセリング機能は、大きく向上しました!

元々、第1世代でも高いノイズキャンセルを持っていたにもかかわらず、それを超えています。

Appleの公式発表では、「最大2倍の雑音を消すアクティブノイズキャンセリング」となっていますが、私の体感では、1.5倍程度向上といったところです。

私が様々な場面でノイズキャンセリング機能を活用した感想は以下の通りです。

  • 外で歩いていても車や足音がほとんど聞こえない
  • 電車では走行音は小さく、アナウンス音が適度に聞こえる
  • カフェでは、周りの音がかき消され、静寂さを感じる
  • 電動歯ブラシやドライヤー音など近くの音は比較的大きく聞こえる

総合すると音楽やラジオなどの音が、外でも鮮明に聞けて、その世界に入り込める位に高いノイズキャンセリング機能だと思います。

外にいても自分だけの世界に入った気分になります。

ただ、外を歩く際は、周囲の音が聞こえなくてむしろ危険なレベルなので、使用には注意が必要です。

外音取り込みがより自然に!

最も驚いたのは、外音取り込み機能の自然さです。

今回、最も機能向上を実感できた部分と言っても良いでしょう。

イヤホンで耳が塞がれているとは思えないくらい自然に外音が入ってきます。

イヤホンを操作してサッと外音取り込みモードにすれば、鮮明に音が聞こえるため、お店でのお会計等の際、イヤホンを外す手間なく対応できるのが非常に便利です。

また、イヤホンの音も鮮明に聞こえるため、オフィス内など静かな場所でWEB会議する際も、外の音を聞きながら会議することができる点も非常に良かったです。

より奥深さを感じる音質に進化!

音質についても向上を感じられました!

個人的な感想では、低音がしっかり聞こえて、第1世代と比べても奥行のある音が楽しめるようになったと感じています。

音質だけですと他のワイヤレスイヤホンの方が上という意見もありますが、よほどこだわる方でなければ、AirPods Pro(第2世代)で十分質の高さを感じることができると思いますよ。

MagSafe対応に!

充電ケースがMagSafe対応になりました。

これにより、MagSafe対応のアクセサリでの充電が可能となったため、iPhoneでMagSafe充電デバイスを活用している方は、同じものを活用することができ、充電のハードルが下がります。

 ワイヤレスで充電できるのは非常に便利です。

電池持ちの向上

公式情報によるとバッテリー持ちも第1世代と比較して向上しています。

実際の使用感でもバッテリー持ちは良くなっているとは思います。

ただ、第1世代もそれなりに良好ですし、私の場合は3年使用し続けて、バッテリーが劣化している可能性もあるので、驚くほどの差はないかもしれません。

iPhoneの「探す」機能に対応

今回からケースにAirTagの機能が搭載されたため、iPhoneの「探す」機能で、AirPodsProを探せるようになりました。

本体が非常にコンパクトかつ高価なモノなので、簡単に位置情報が確認できるのは非常に安心感があります。

iPhoneからAirPodsProが離れると、iPhone側に通知も来るようになっているので、置き忘れ防止にもなります。

気になった点

値段の高さ

 AirPodsPro(第2世代)は定価39,800円と、第1世代と比較しても1万円程度高価となっています。そのため、やはり値段の高さが気になる方は多いと思います。

 そのため、以下を駆使して少しでもお得に購入することを検討してみてはいかがでしょうか。

  • Amazon、楽天などで購入してポイント還元を狙う
  • 第1世代を売却して出費を抑える
  • フリマサイトで購入する

特にオススメは、第1世代を持っている方は、それを売却することで出費を抑えることです。

Apple製品はリセールバリューも比較的良いですので、結果として、出費を抑えつつ購入できると思います。

色のバリエーションがない

今回も第1世代と同様、カラーは白一択になります。

ガジェット類を黒で揃えたい方など、他の色を使いたい方は気になるかもしれません。

その代わり保護ケースは第1世代と同様のものを使用できるので、気になる方は好きなケースをつけるのもアリかと思います。

イヤホン側の音量調整にコツがいる

操作性の部分で私が気になったのは、イヤホン側での音量調整です。

イヤホンを指でスワイプすることで音量を調整できるのですが、コツがいるため、なかなか思うように操作ができないことが多いです。

イヤホンをスワイプして音量を調整できる

今回、この第2世代からイヤホン側で音量調整が可能となり、わざわざデバイス側の操作が不要になった点はかなり評価できますが、それだけに少し残念でした。

とはいえ、操作感は人によるところも大きいので、スムーズに操作できる方もいると思います。

また慣れればスムーズにできてくると思いますので、使い込んでいくうちに使いこなせるようになるかと思います。

AirPodsPro2は買うべきか

ここまで、AirPods Pro2について、第1世代と比較しながら性能や使用感についてレビューしてきました。

その上で、買うべきかどうか悩まれている方へ向けて、どうするべきか書いてみました。

正直、定価39,800円と高価格帯なこともあり、万人に文句なくおすすめできるとまでは言えないですが、そんな中で、購入をおすすめできる人をまとめています。

購入をおすすめする人

購入をおすすめできるのはこんな人です。

  1. Apple製品(iPhone、iPad、MacBook等)を使用している
  2. 日常でイヤホンを使用する時間が長い
  3. 音質以外の機能を求めている

1. Apple製品(iPhone、iPad、MacBook等)を使用している

Apple製品を使用している方には文句なくおすすめできます。

なんと言ってもAppleデバイスであれば、デバイス間の接続切替がシームレスにできるため、切替手間がかからず、すぐに接続できます。

これは、他社製品にはない大きな利点と言えます。

また、iPhone側からAirPods Pro2の様々な設定を行うことができます。

特に、装着状態のテストができたり、iPhoneカメラで耳の形を読み込んだ上で、それに適応した空間オーディオが設定できたりと、その人に最も適した状態で楽しめるような設定ができます。

Apple製品であるAirPods Pro2だからこそできるAppleデバイスとの連携を一番に考えた設計となっているため、Appleユーザーにとっては最もおすすめできるイヤホンだと思います。

2.日常でイヤホンを使用する時間が長い

日常でイヤホンを長時間使用する方もお勧めです。

AirPods Pro2の大きな特徴である自然な外音取り込み機能を活かせる場面が多くなるからです。

イヤホンをつけて外出して、コンビニ等でのお会計する際にイヤホンを取るのは結構面倒で、落としてしまったりというリスクがあると思います。

AirPods Pro2の外音取り込み機能を使えば、イヤホンを外さなくても問題なく会話のやり取りができます

今回、外音取り込み機能は大きく進化し、本当にイヤホンをつけてないと思わせる位の自然さとなりましたので、日常的にイヤホンを使う方にとっては購入する価値があると思いますよ。

3.音質以外の機能を求めている

イヤホンに音質以外の機能を求めている方にとってもおすすめです。

正直なところ音質だけでいうと、AirPods Pro2と同じような高価格帯の他社イヤホンには敵わないという声も実際多く上がっています。

それでも、ノイズキャンセリングや外音取り込み、Appleデバイスとの互換性などといった機能性は他にはないほど高いものを持っています。

そのあたりの機能を求めている方にとっては、買っても後悔はないと思います!

第1世代を持っている人は買うべきか

最後に、第1世代を既に持っている人が買うべきかについても触れておきます。

結論、第1世代でも必要十分なので、無理に買い替える必要はないかと思います。

一方で、今回のAirPods Pro2は第1世代から順当な進化を遂げたイヤホンと言えるので、機能の向上は実感できると思います。

そういう意味では、予算が許せば、買い換えする価値もあると言えますので、第1世代を売却した上で、購入することを考えても良いと思います。

私としては、買い換えして良かったです。

まとめ

今回はAppleのワイヤレスイヤホン AirPods Pro2について、性能レビューと買うべきか記事にしました。

AirPods Pro2は第1世代と比較して、順当な進化を遂げたイヤホンと言えます。

外観は第1世代とほとんど変わらないものの、ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能は確実にレベルアップしている他、細かい仕様も進化を感じられるものでした。

価格の高さがネックではありますが、価格を許容できるのであれば、間違いなく使いやすいイヤホンだと言えます。

気になった方はぜひチェックしてみてください!

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